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小説、アニメ、コミック等の感想ブログ。最近は「ひぐらしのなく頃に業」の感想と考察多め。Twitterアカウントは@RadRiddle です

ひぐらしのなく頃に業 第5話(綿騙し編 第1話)感想・考察 #ひぐらしのなく頃に業

視聴メモと考察を兼ねた覚書です。


まだ綿騙し編では1話目なので話が動いていない部分も多く飛躍した考察が多めになります。とくに双子問題についてはほぼ妄想です。

 

ひぐらしのなく頃にシリーズ(原作・コミック版)と、姉妹作であるうみねこのなく頃にシリーズ(こちらも原作・コミック版)のネタバレをかなり含みますのでそちらを避けたい方はブラウザバック推奨。

 

  • 双子問題……結局魅音なの? 詩音なの? そもそも両者ともに生きているの? 問題

     


     エンドロールのクレジット問題に端を発しているこれ、旧作視聴者が最も気掛かりな部分だと思う。圭一にお弁当箱を返しに来たときの詩音が鏡を背にしており双子が揃っているように見えるのが意味深なので考察というか妄想したい。
     鏡の中ということで「鏡写しの世界」「左右反転」「全く逆」「詩音と魅音の入れ替わりがイレギュラーな形で行われている(鏡の中の世界は死の世界、ということで片方が死んでいるなど)」の要素を軸に疑ってかかることにする。
    (考察者自身が疑心暗鬼でL5を発症しているような気もする。初見者が混乱しないように詩音をクレジットしなかった可能性もあるので……)

     下記ではいくつかの世界にパターン分けして考える。チェス盤思考を思い出してみると……魅音・詩音の入れ替わりは最初からかなり注目される部分であり、やるならば全く捻らず旧作のままか何か一捻りあるかのどちらかになるような気もする。ご笑納ください。(綿騙し編第2話の時点で『ハコヅメ』の筋読み並みに意味がなくなるような気がする)

     下記①の1(旧作そのままで裏でなにか動いているよ説)か、③(イレギュラーな入れ替わりが発生しているよ説)がもっともらしいか?

    ①全編通して真魅音と真詩音が揃って生きている世界
     1.鯛の刺身で入れ替わりが発生した世界
      ⇒旧作ひぐらし鬼隠し編から祭囃し編までと同じ前提で考えられる(捻らず素直に行く場合はこれか?) 綿流し編の記憶のフラッシュバックにより既に魅音は監禁されて詩音が代わりをやっているよ説などが考えられるか?(魅音は発症しないものと仮定する)
      
     2.鯛の刺身で入れ替わらなかった世界
      ⇒旧作ひぐらし賽殺し編と同じ
      ⇒ただし、この場合ボードゲームに興味がない真魅音が部活を開いていることに違和感がある

    ②全編通して真魅音または真詩音のどちらかが存在しない世界(産湯時点でどちらかが間引かれてしまっている場合)

     ○第6話以降で双子が揃って登場すると崩壊する仮説ではある。ただし目撃者がL5を発症するなど「信頼できない語り手」である場合はこの限りではない。宵越し編では魅音が詩音に憑依していたため詩音と魅音の精神がひとつの体を交互に使う可能性はあるか? ただし出生時点で退場した場合にそこまでの自我は生じないとは思うが「いなくなった姉妹の分も」と考えて擬似的な二重人格になっている可能性はあるか?
     ⇒この場合、聖ルチーア学園の制服を持っていることに説明がつかない?
     ⇒茜さんかばっちゃになにかが起こり、跡目を継ぐためにルチーアにいた詩音(真魅音)が戻ってきて雛見沢分校に転校してきたと仮定してもルチーアの制服には説明がつくが、ボードゲーム有りの部活開催はないはずで矛盾が生じる?
     ⇒魅音(真詩音)が生かされた場合のみ制服・部活ともに説明がつくが、出生時点で間引かれるのは魅音(真詩音)のはずなので確率は低いか?

    ③産湯時点ではなく、詩音または魅音のルチーア入学後にどちらかが死亡した世界
     ○こちらも第6話以降で双子が揃って登場すると崩壊する仮説ではある。ただし、詩音または魅音の死亡時期によってはルチーアの制服が存在することと部活が存在することについてはクリアできる。(ルチーアの制服入手後及び部活設立後にどちらかが死んでいれば両者は矛盾なく存在する)
     ○鯛の刺身による入れ替わり(取り違え)の有無に関わらず制服と部活は併存可能。
    (2020/11/2追記・開始)
    ※以下、鯛の刺身による入れ替わりがあってもなくても(どちらが魅音・詩音でも)成立するはずなので場合分けはせず記載しています(穴だらけかもしれませんが) 
     ⇒詩音(ルチーアに入っていたほう)が死亡した場合
      魅音の手元には遺品としてルチーアの制服・私服などが手元に残る。部活は魅音が設立したままなので当然存続する。(この場合、魅音が詩音のふりをする理由は詩音への負い目があるから、詩音に憑依されているからなどが考えられる。ただ魅音の精神状態が心配になる……生きていて入れ替わるならともかく死んだ双子のふりをするのってつらそう)
     魅音(雛見沢分校に通い、ばっちゃと頭首跡継ぎ修行してる方)が死亡した場合
      魅音の代わりをするため、詩音がルチーアから帰還。ルチーアの制服は手元に残る。雛見沢分校にて魅音の設立した部活を引き継ぐ。(宵越し編では魅音亡き後、詩音が魅音の名前を継いでいた。ありえなくはないか。詩音にとっては辛い生き方なような気もする。)

     ※個人的には双子がキャッキャしているところが見たいので両方とも元気な姿を見せてほしいな……最後が惨劇になるとしてもな……
    (2020/11/2追記・おわり)
     一捻りあるパターンならこれか?
     詩音か魅音かが生きている側に時折憑依している可能性あり。宵越し編を考慮するとありえなくはないか?(引っ掛けられているような気もするが……)

 

  • 魅音の親戚が経営するおもちゃ屋で開催されたゲーム大会あれこれ
    魅音と沙都子が早々に勝ち、二人で「優雅にティータイム」に向かっている。
     ○魅音が詩音であり、綿流し編の記憶を持っているために沙都子への執着を見せている可能性がある
     ○魅音と沙都子ともに、上位世界の某氏(おそらくラムダデルタ)のコマであることを示している? 鬼騙し編で繰り返し日直欄に魅音と沙都子の名前が出てきたように思う。何らかの役を割り当てられていることを暗示しているとすれば、魅音と沙都子が組んで暗躍しているのかもしれない。うみねこの形式に則るのであれば、「ティータイム」というのも上位存在の体に戻り、のんびりしていることを暗示しているようにも見える
     ※旧作ひぐらし祭囃し編で「ゲーム盤」「コマ」などに言及があったはずなので、ここでもうみねこスキームは適用可能だと仮定して考えている

    ⇒親戚のおじさんの「魅音ちゃんにはバイト代弾むから」という発言
     旧作ひぐらしでは「身内だからお土産は無しだよ」という発言のみだったように思う。魅音はさほどお金に困っているようにも見えないので、詩音が"い"ると仮定するのであればこのシーンの双子は実は「詩音」か? ルチーアから脱走した後に切実に生活費を稼ぐ必要がある(少なくとも旧作ひぐらし目明し編ではそうだった)
     ※本当にこのシーンの人形がガァプっぽくって笑った。ブラックホール説と合わせてだいぶ笑った

    ・その他、調理実習でカレーに塩を入れる沙都子
     こんなことをするキャラだったかなと若干違和感を覚えた。祟殺し編でお味噌汁をひっくり返されて(と思い込んだ幻覚だったが)泣いていた沙都子とは思えないような…… ⇒ここは原作通りか?

ひぐらしはあれこれと考えるのが面白くどんな考察でもとりあえず共有してみるものだと思っている(そのほうが楽しいし議論のハードルが低くなるかもしれないし、宇宙兄弟のやっさんのような存在にわたしはなりたい)

 

あとから見返すと大外れかもしれないが、覚書としておく(定型句)

(雑感)

どうやったら梨花は勝利するんだろうと思いつつ、梨花はコマでしかなく勝利することが不可能なゲームだとしたら本当に気の毒だな……ゲーム盤の外に出ていってぶん殴るしかないのか?

(2020/10/31追記)
※旧作ひぐらし綿流し編目明し編をさらっと復習したい人にはコミック版をおすすめします。もちろん原作をやるのが一番良いとは思うんですが時間がなかったり考察はしないがさらっと内容を確認したい人には向いているんじゃないかなと。ここまでブログを読んでくださった方には既知の情報かもしれませんが備忘を兼ねて記載しておきます。
 スクエニのアプリ「マンガUP!」で広告視聴を駆使しながら読むと無料かつ数日で読み終わったのでおすすめです。(ググってみてください)※期間限定だったため2020/11/4では掲載終了している模様

 ただ、無料で読みすすめると数日後には読めなくなってしまう(読める期間に限りがある)ので繰り返し読みたい人や手元においておきたい人には書籍もおすすめです。綿流し編は2巻、目明し編は4巻なのでネットカフェでもさっくり読めてしまうかもしれませんが。。

 

 

 

 

 

 

*1

 
(2020/11/2追記開始)
 ※宵越し編Kindle書籍版へのリンクはこちら。これだけ読んでも面白いのですが、欲を言えば鬼隠し編から祭囃し編までさらってから読んだほうが楽しめそうです。少なくとも鬼隠し編から罪滅し編皆殺し編まで(というとほとんどすべてやないかという気がしてきた)
 ミステリーというよりは少しホラー要素とドンパチ要素が多めです。着物姿がまた良い。 

 (2020/11/2追記おわり)

*1:方條ゆとり氏の描く魅音・詩音は可愛くて魅力的で確実に私の癖に影響を及ぼしていると思う 着物姿が良い